
(内町 表町上丁 平福記念美術館)

(平福記念美術館)

(中庭)
朝靄に佇む平福記念美術館ですが、
とても町中にある武家屋敷に位置する
とは思えないほど幻想的な雰囲気です。
建物に向かって左側に聳え立つ「鈴懸の木(スズカケノキ)」、
幹周り3メートルに及ぶ巨木で別名プラタナスとも言うそうです。
球状花の花が花軸に繋がって二つぶら下がる様が、
山伏(やまぶし)が首からぶら下げる鈴懸に似ていることから
その名前が付いたようです。
スズカケノキの手前には松、銀杏が面白い角度に生い立ち、
まるで盆栽のように計算された方向に伸びています。
本当は逆でこのような自然の姿を、
意図的に小さく現そうとしたのが盆栽と言うことですが、
日本人の表現力は面白いですね。
その樹木の角度と後ろに控える美術館が、
まるで森に佇む別荘のようにさえ見えるのは、
この樹木と朝靄が醸し出す自然のいたずらでしょうか。
更にそこから武道館、小野崎家に向かう庭の通路の竹垣が
いやがうえにもその景色を盛り上げて、
早朝にここを訪れる者へのプレゼントとしては、
余りにも素敵で嬉しい独り占めの贈り物になりました。



